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トヨタカローラの8代目

1995年5月15日、8代目の110系にモデルチェンジ。前期型のCMキャラクターはピーター・フォーク演じる「刑事コロンボ」。なお当初のCMコピーは「ずっといいですよ。新COROLLA誕生」だった。

好景気の後押しを受け車格を超えた装備と質感を追求し、販売価格も割高だった7代目の反省[38]を元に、バブル経済崩壊後の8代目は大衆車としての原点回帰を元に7代目とは逆に、「価格破壊的商品」を意識したコンセプトで徹底したコスト削減と軽量化を実施した。なお、バン/ワゴンは開発費削減のため、E100系をマイナーチェンジして継続生産された。

1500cc5A-FEエンジン搭載車のATがすべて4速化された。

基本構造は先代のE100系を継承しているが、ボディデザインも抑揚ある複雑な曲線からの簡略化が図られた。品質感の大きな落ち込みが指摘され、要因として硬質プラスチックで覆われた内装、およびセダンのXEサルーン以下のグレードにおける機械(ガバナ)式スピードメーターの採用[39]、黒い素地色がむき出しの二分割バンパー、更にフレームなどの接合に、E100系ではスポット溶接を用いていたが、E110系ではその一部にリベット接合を採用し[40]、製造コストを大きく下げた点などにあるとされ[41]、販売状況は壊滅的なものだった。そのため、1996年5月の一部改良では「SEサルーン」等の一部のグレードに限り無地だったバンパー上部にシルバーメタリックあるいはグレーメタリックの塗装が施され、同時にABS・デュアルエアバッグを装備するなどの改良が施された。しかしこれだけではE110系カローラセダンのイメージを大きく向上させることはできなかった。一部では、当時既に老境に入りつつあったピーター・フォークをCMキャラに起用したことが販売不振の原因の一つではないかと考えられていた。

1997年4月に比較的大規模なマイナーチェンジを行い[42]、通常のカラードバンパー、ソフトパッドに覆われたインストゥルメントパネルなどを用いて、再びE100系並の品質感を得る事となった。最上級グレードが「SEサルーンG」から「SEサルーンLセレクション」へと変更され、ブロンズガラスや木目調パネル、オートエアコンが標準装備された。同時に後席ヘッドレストを分割式に、ヘッドライトをマルチリフレクター式にするなどの安全装備も充実した。(4E-FE車を88ps→85psに変更。)

なお、後期型のCMキャラクターには藤本義一が起用されていた。また、後期型のCMコピーは「ベストセラーカーの責任」である。

また、廃止されていたスポーツグレードのGTが6速MTを装備して復活し、E110系カローラの象徴的なグレードとなった。このGTは先代とは異なりDジェトロ方式を採用し、各気筒独立のスロットルの口径も拡大され、1600ccながら出力は165psに達した。これに伴い、前期型の4ドアセダンで最も人気薄とされてきたグレードの「1.6 Sクルーズ」は廃止された。4ドアセダンのボディのcd値(空気抵抗係数)は前期型、後期型ともに0.31であった。

1998年4月の一部改良では、ディーゼル車がこれまでの2000ccから2200ccのEFIディーゼル(3C-E型、79ps)に変更された。1300cc4E-FE型エンジン車のマニュアルトランスミッションが4速から5速に変更になる。

しばらく続いていた4年サイクルをこの代からやめることになり、2000年8月まで5年3ヶ月間販売が続けられた。

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